平成22年度 第2回就労部会 議事録

日時:平成22年8月30日14:00~16:00
会場:南魚沼市ふれ愛支援センター 大会議室
≪参加者≫
南雲会長、魚野の家 中澤氏・高野氏、南魚沼市福祉課 金澤係長、南魚沼福祉会 長田氏、桐鈴会 黒岩氏、ドリームハウス 和田氏、大和病院 桜井氏、友の家 小林氏、小出養護学校 庭野先生、みなみうおぬま 江部氏、湯沢町健康福祉課 岸野氏
≪当面の目標≫
・就労系事業所不足
・養護学校生徒の夏休み等就労系事業所実習利用制度化
≪話し合いの内容・出された意見等≫
1. 就労支援施設の現況と、定員増などの今後の見通しについて
 ○就労系事業所の不足について、ニーズ等の基礎情報と対策検討

【南魚沼地域H23年度のニーズ】
  人数 希望
まきはたの里地域移行 4~5 就労継続
養護学校卒業生

2~4

就労移行

相談支援等からの紹介

5~10以上

就労移行+就労継続

合計

11~19以上

 
※上記のほかに、養護学校卒業後、地域活動支援センター事業を希望する者が2名(H23年度)。また、小・中学生においても、現在養護学校または特別支援学級に在籍している者が103名。

 【南魚沼地域の就労系事業所の現状(南魚沼福祉会)】
  定員 契約者数 平均利用者数
(1日あたり)
受入可能人数
あさひばら 20 22 19 3
魚野の家 就移 12 11 9.3 1
就B 20 34 22.4 0
セルプこぶし 就移 6 6 5.1 2
就B 20 18 14.1 6
合計   78 91 69.9 12
※受入可能人数は、定員、契約者数、平均利用者数に加え、職員体制及び事業所のスペースを考慮した上で提示された人数。



南魚沼福祉会としては
H23年度は可能な限り各事業所で受け入れを行い、必要に応じて事業所の定員増を検討。H24年度については検討中。場合によっては新たな事業所創設・現事業所の分譲化などが必要か。(施設整備などは行政による助成が不可欠)
友の家・ドリームハウスとしては
給付事業体とは違い運営額範囲内でのやりくりとなるため、利用者が定員に近づくほど厳しくなるが、地域の状況からも定員近くまで受入ざるを得ないと思われる。ただ、入れ替わり自体が頻繁ではなく継続的受入は困難。
その他の意見等
  • 比較的交通の便が良い六日町が自力で通えるため要望も多い。
  • 三障害が一つになったといっても身体障害者を主に受け入れてくれる施設はほとんどない。特に重度となると本人だけでなく家族も就労等に消極的となり社会参加の機会も減る。重度の身体障害者でも働ける施設が欲しい。
  • 桐鈴会では、H23.4よりGHを開設予定。また、日中活動できる場も作る予定があるため一助となれば。
  • 就労にも個々により目的は違い、賃金だけでなく居場所や満足感を求めている方もいる。施設が増えれば選択肢も広がりマッチしやすい。
2. 養護学校生徒の夏休み等における就労系事業所実習利用の制度化について
 ○新たな情報により事業所利用の選択肢が広がる。
→養護学校生徒(3年生に限るなどの条件あり)を夏休み期間に就労移行・就労継続Aの暫定支給決定により就労支援施設で受け入れ可能であることが判明した。これにより、夏休み中の事業所利用も分散化され、短期間に利用が集中しパンク状態であった日中一時事業所についても改善が見込まれる。



今後、周知を図るとともに、さらなる選択肢の拡大に向け情報を模索することに。

3. 4 官公需・その他について
 ○官公需の状況や今後の課題等フリートーク
魚野の家
官公需について県からの声が多い。草刈り、封筒詰め、エコバック・巾着等。 3障害とはいっても知的の方と精神の方では障がいの特性上相反するものがある。実際には両方受け入れているものの、例えば作業スペース分ける等の工夫が必要で、事業所の方向性としても住み分けを考えるべきか検討中。
小出養護学校
発達障害・高次脳機能障害等増えてきた。また、卒業後の親の希望が高くなっているが現状は厳しいものがある。保護者向けの進路教室を計画している。
友の家
アンケートの封入等、作業所でも行えるものは協力を仰いでほしい。
大和病院
高次脳機能障害の方が増えてきているが潜在的なものが表面化したところだと感じている。
ドリームハウス
ダイトゴムの仕事は減ってきている。また、現在の所在地から新しい場所への移動を検討している。
南魚沼福祉会
まきはたの里では新体系移行に伴い自立訓練サービスも検討している。
南雲会長
身体障害者は就労可としても移動の問題もある。総合的な議論が必要。
≪結論・次回への課題(次回までに取り組むこと)等≫
 ○養護学校生徒の夏休み中の就労系事業所実習利用についての情報収集