日 時
平成23年6月30日(木) 15:00~17:00
会 場
南魚沼市ふれ愛支援センター 1F 交流室
部会長
勝又グループ長(新潟いなほの会 魚沼地域)
担当事務局
江部センター長(相談支援センターみなみうおぬま)
参加者
湯沢町健康福祉課 関保健師 / 湯沢町町民課 小野塚子育て支援班長 / 南魚沼市保健課 木村保健師 / 南魚沼市子育て支援課 田中子育て支援センター長 / 小出特別支援学校 庭野進路部副主事 / 南魚沼市教育委員会 内山指導主事 / 南魚沼市福祉課 渡辺係長、関井主任 / 障害児者生活支援センターかけはし・南雲専門相談員 / いなほの会魚沼地域 勝又グループ長(部会長) / 相談支援センターみなみうおぬま 江部センター長(事務局)
議題
- 平成22年度の振り返り
- 平成23年度の目標設定
- その他意見交換
記録
1.平成22年度の振り返り
○事務局・江部から昨年度当初の目標、昨年度の第2回全体会の報告を伝える
- 昨年度は部会の実施は1回だけ。しかし目標にない部分で支援体制(UDモデル 園事業、5歳児検診の開始)が進んだ。
○平成23年度のUDモデル園事業について(内山)
- 昨年の3園→5園に増。支援チーム参加者も11名→20名に増。チームの人数増えることで専門性の低下を危惧する声あるが、地域の専門家を増やすという視点での増加という意味あり。
- 支援者の専門分野を増やす→心理カウンセラー導入
- 北信圏域障害者総合相談センター・福岡さんから年3回のスーパーバイズ、年次報告の講師として入っていただく予定。すでに1回入ってもらっているが、有効な印象あり。
Q:家族への周知はどうしているか?(勝又)
- チラシに対象の園の名前記入
- 個々の保護者への連絡は各対象園に依頼。ほぼ伝えてあるとのこと。
【昨年度参加してみての感想】
- 保育士の変化(支援の連続性、連携の理解)を強く感じた(江部)
- 子どもの困り感を感じ、また訪問するたびに感じる子どもの成長に印象あり(南雲)
Q:家族への周知はどうしているか?(勝又)
- 次年度以降は事業主体を子ども・若者育成支援センターに持っていきたい(内山)
2.平成23年度の目標設定
○参加者から現在の業務で感じている疑問、課題を伺う
- だんぼルームでは発達障がいの研修、特にグレーゾーンの方への研修を行ってほしいとの希望あり(発達障がいとはっきりいうと本当に参加してほしい人は参加しないから)
→ 困り感へのアプローチをどう行っていくか(勝又)
- 子育て支援センターでの事例:スタッフから見てグレーゾーンの子どもも、母の困り感なし。保健師と連携して対応するが、困り感のない親はほのぼの広場に来所しても母同士の話に夢中で子どもを見ない親が多い印象あり。(田中)
- 昨年講義で使用するため調べた数字の中で1歳半で4割保育園入園(5年前は3割)、3歳児検診(未満児)では8割入園
→ 核家族化、子育て環境の変化が原因か。これまで親から子へ伝承されてきたと思われる、子どもの関わり方(手遊び、指さし等)を4カ月検診などに導入必要か、という話が出ている。
他、挨拶できない若者の例
→ 子育てする親の精神的低年齢化の危惧あり (木村)
- 湯沢町では1歳半で言葉が出ない子対象に療育教室あり。 やはり子どもとの遊び方を知らない親が多い印象。子どもとの遊び方や赤ちゃん体操を、乳児の頃から母に教えなければいけないと頭を切り替えた。 障がいあるなしに関わらず、現在の親は子どもとの関わりが上手でない印象あり。(関)
- 未満児の保育園入園は確かに多い印象あり。特に第2子が生まれると、上の子は未満児でも保育園に入れられる傾向あり。母の自覚、不足していると感じることがケア会議でもたびたびある。(小野塚)
Q:現在の手帳取得状況はどうか(勝又)
A:療育手帳取得に関しては3才児が多いか(関井)
A:療育手帳取得に関しては3才児が多いか(関井)
- 現在特別支援学校では発達障がいの生徒は精神保健福祉手帳の取得を勧め、障害者雇用での就職も視野に入れてもらっているが、最近は手帳の取得ができない発達障 がいのせいとが増えている。 特別支援学校高等部入学の基準が緩和されたことも原因か。中には高等部通学中の子どものの障がい受容ができていない親のケースもある。 (庭野)
- いなほの会でも相談を受けるが、最近は高齢の保護者から成人した子どもの相談を受けることが多くなってきている。大学卒業して職を転々とし、年金が継続して納められていなく、困難事例となったケースもある。(勝又)
- 相談支援センターへの相談も年々増加傾向。平成22年度は185人の方の相談を新規に受けている。福祉サービスにつなぐ以前の、障がいの受容、家族の関わりといった部分に課題のある相談が増えてきている印象あり。(江部)
- 発達障がい児の親として、福祉サービスはハードルが高い印象がある。本人、保護者の気づきをどう進められるか。(勝又)
- 5歳児の保護者へのアンケートを行った。きちんとまとめたわけではないが、大まかに見たところ、3割はカンファレンスが必要か、と保健師の中で話があった。(木村)
3.その他意見交換
○普及啓発の進め方(意見)
- 出前講座はどうか
- 内山先生が石打小で行った、全保護者を対象にした特別支援教育の話は好評だった。それをもう少しほかの形で活かせないか。
- 検診のタイミングで緩い講話はどうか
→ 医師の予定で日程が決まり、スケジュールにも余裕がないので、現実的ではない。
- 障がい、といきなり言われると拒否感の強い保護者が多い。
- 作業チームにパンフレット作成というのがあるが、ごくわかりやすいものなら南魚沼市で今春作成したものがあるが、それを利用してもよいのでは。
- わかりやすい研修の実施については、各関係機関でたくさんの研修を行っているが、それぞれ連携して行っているわけではないので、まずはそれを整理してみてはどうか。
○平成23年度の部会の動きについて
- 就学児の知能検査実施時、保護者対象に特別支援教育の講義を行う。
担当:内山先生目標:10校 - 子育て、保健、福祉に関する研修会の情報収集
様式作成:江部
作成後、メーリングリストで情報収集依頼する
○その他の意見・情報
- 南魚沼市内の特別支援学校立ち上げについて
→平成25年六日町地区内に開校予定で話が進んでいるとのこと。
最初に話のあった西五十沢小学校についてはコパルへの売却が決まった様子。
地元で100人ほどの雇用を検討しているとのこと。