平成25年度 第1回全体会議事録

日 時
平成25年8月5日(月) 13:30~15:30
 
会 場
ふれ愛支援センター 多目的ホール
 
司会進行
南魚沼市身障者協会六日町地区 南雲 代表(南魚沼市自立支援協議会会長)
参加者

南魚沼市身障者協会六日町地区 南雲 六日町地区代表(南魚沼市自立支援協議会会長)
湯沢町身障者協会・湯沢町障がい者相談員 大津 会長(湯沢町自立支援協議会会長)
(社福)南魚沼福祉会 まきはたの里 戸田 施設長
(社福)雪国ボラントピア マイトーラ 井口 総務課長
医療法人越南会五日町病院 古澤 福祉医療相談室長
新潟県南魚沼保健所 太田 地域保健課長
南魚沼市立総合支援学校 庭野 進路部副主事
南魚沼公共職業安定所 櫻井 統括職業指導官
新潟県南魚沼地域振興局健康福祉環境部 堀内 地域福祉課課長代理
(社福)桐鈴会 黒岩 理事長
NPO法人友の家 小林 理事長
NPO法人ドリームハウス 和田 理事長
南魚沼市精神障害者家族会 関 会長
南魚沼市手をつなぐ育成会 中俣 会長
新潟いなほの会 勝又 副代表
南魚沼市社会福祉協議会 松井 大和支所長
南魚沼市民生委員児童委員協議会 桑原 副会長
南魚沼市ボランティア連絡協議会 阿部 会長
南魚沼市障がい者相談員 林 相談員
湯沢町民生委員児童委員協議会 佐藤 民生委員
湯沢町ボランティア連絡協議会 駒形 会長
マイトーラ 池田 生活支援課長
魚野の家 中澤 サービス管理責任者
まきはたの里 堀 副施設長兼サービス管理責任者
太陽・大地の家 遁所 生活支援員兼地域移行支援員
工房とんとん 星野 管理者
南魚沼市立ゆきぐに大和病院 大矢 ソーシャルワーカー
南魚沼市福祉保健部福祉課 小倉 課長(事務局)
南魚沼市福祉保健部福祉課障がい福祉係 小林 係長(事務局)
南魚沼市福祉保健部福祉課障がい福祉係 平賀 主任(事務局)
湯沢町健康福祉課福祉介護班 南雲 班長(事務局)
湯沢町健康福祉課福祉介護班 南雲 主事(事務局)
相談支援センターみなみうおぬま 江部 施設長(事務局)
相談支援センターみなみうおぬま 堀口 相談支援専門員(事務局)
相談支援センターみなみうおぬま 古藤 相談支援専門員(事務局)
相談支援センターみなみうおぬま 高橋(事務局)

1.開会
開会の挨拶
南魚沼市自立支援協議会 南雲 会長
2.報告事項
(1) 相談支援事業報告
相談支援センター
みなみうおぬま
江部 施設長より報告
相談支援事業は自立支援協議会で報告・評価を受けることと法律で規定があるため、活動のご報告をさせていただき、そのうえでご意見や提言があればお願いしたい。
  1. 基本相談(利用者実数)
    基本相談では、さまざまな相談を受けている。実数南魚沼596名、湯沢84名。実数743名(平成24年度)
  2. 相談支援を利用している障害者等の人数
    障害児とは18歳未満であり、18歳以上は障害者とする。
    その他とは診断名がない場合や不明のかたが含まれている。昨年度は830名。昨年度の645名と比較すると数字の伸びがある。
    当センターを立ち上げ当初は精神障害者を対象としていたため、精神障がいのかたが多かった。
  3. 新規相談者数
    昨年度は知的障がいが58名、精神障がい53名となり知的障がいが精神障がいを上回った。新規相談者数は161名、一昨年度の112名と比較すると増加している。当センターでは相談員を増員して対応しているが、内容としては一度お話を伺った後、その先につながる対応が出来ていない状況もある。
    発達障がいについても増加しており、一昨年度は4名、昨年度は11名。学校からの相談が増えていることもあり、南魚沼市の障がい児が増えてきている。その他地域についてはサービス等利用計画の作成に関わるものがあり、市外(新潟市、長岡市、魚沼圏域、栃木県小山市)の相談にも対応している。
  4. 相談支援方法
    電話相談が多く、当センターに電話がつながらないと言われる事があり、申し訳ない。訪問、電子メールでのやり取りも増えてきている。
    現状は相談員一人当たり、訪問1.6件/日、来所相談2日に1回(0.41件)、同行支援10日に1回、電話5件/日、電子メール1.3件/日、個別支援会議4日に1回(月5件くらい)となっている。この数字が多いか少ないかは他事業所との比較も必要。相談業務以外にも事務的な事や自立支援協議会等の仕事を行っている。
  5. 相談支援内容
    資料参照。今年度からは権利擁護に関するカウントも数えている。傾向としては、福祉サービス利用についてが圧倒的に多い。
  6. サービス等利用計画の状況報告
    平成24年4月から相談支援の充実を図る目的でサービスを使う方全員に計画を作成し、目的を明確にして各事業所とチームを組んで支援していくこととなっている。昨年度は140件作成(請求を挙げた数)。3月に入っている数字は2月の作成分の数で作成予定数は南魚沼市77件、湯沢17件。この他に特別支援学校卒業予定者の分が入り、多い月となった。作成にあたり1月から取り組んでいたが、すべてを作成するまでには至らなかった。結果、計画作成は南魚沼市29件、湯沢町16件、モニタリング28件となった。今後、平成25、26年度に月ごとに作成数に波があるので平準化していき、サービス利用者に不利益がないよう進める方法を市町と協議している。
  7. 普及啓発活動等実績
    資料参照。
  8. その他事業実績
    資料参照。
(2) 今年度の活動方針・組織体制について
相談支援センター
みなみうおぬま
江部 施設長より報告
平成24年度は相談支援事業所としてサービス等利用計画の作成に重点を置き、自立支援協議会の活動が後手になってしまい、承認事項等あいまいだった事等があった。この反省点を踏まえ、今年度は運営会議を部会長と事務局とで話し合い、自立支援協議会の再構築を図る。
障がい福祉に関わる関係機関への周知が不足している。事業所の末端の方は自立支援協議会の活動を理解していないかもしれない。関係機関へ周知をしてもらうには年間のスケジュールを決め、毎月何らかの部会が行われているように活動をする。その上で、成果物のない会議に参加して情報交換のみで終わるのではなく、年間を通じて議論を積み上げて継続した課題と取り組みが行えるようにし、また部会の開催回数を増やし、地域の新鮮な意見を議論する。
相談支援に関する部会(地域移行支援部会)を独立させていたが、相談支援部会で地域移行支援部会の役割を担えるということで、統合してスリム化を図った。年間スケジュール。PDCAサイクルで行いたい。7月まで試行している。
部会の統合に伴い体制図(案)に変更があるため、今回の全体会で承認いただきたい。
年間を通じてPDCAサイクルで活動を進めていきたい。また、毎月何らかの部会を行っていて地域福祉の体制を作る為に活動をしていて、自立支援協議会に地域の意見を挙げると協議してもらえるという事を関係機関に周知いただきたい。今年度に入り、7月まで試行的に行っているが、今回の全体会で承認いただきたい。
(3) 各専門部会報告
訪問・日中活動部会
堀 部会長
今年度開催回数:1回(6月)
「日中活動かわらばん」を発行して日中活動事業所の現在の利用状況を発信する。
相談支援部会
江部 部会長
今年度開催回数:2回(4月、7月)
居住部会
池田 部会長
今年度開催回数:1回(6月)
就労部会
中澤 部会長
今年度開催回数:1回(6月)
児童療育部会
勝又 部会長
今年度開催回数:1回(5月)
移動ワーキングチーム
古藤 事務局
今年度開催回数:1回(6月)
質 疑
就労部会の報告に障害者優先推進調達法についてアンケート調査の実施とあったが、調査対象範囲とアンケート内容をお聞きしたい。林 委員
調査対象については南魚沼地域内の就労系事業所に依頼した。
(就労継続支援B型事業所、あさひばら、セルプこぶし工房、魚野の家、工房とんとん。地域活動Ⅲ型事業所、友の家、ドリームハウス)
アンケート内容については今まで受注した実績、今後受注する場合どのようなことができるか、具体的に受注したい業務内容、どこの自治体から受注したいか等を記載してある。中澤 部会長
アンケートをとったりすると業種によって中身は当然違うが、良いところや悪いところが見えて来ると思うので、今後の活動に活かしていただきたい。林 委員
3.協議事項
特別支援学校卒業者等の係る就労継続支援B型利用の経過措置への対応について
(平成25年4月~平成27年3月まで ※予定)
南魚沼市福祉課
小林 係長より報告
就労経験や就労移行支援を経た後でないと制度上直接就労継続支援B型を利用する事ができないことになっている。しかし、高等部を卒業する生徒が就労継続支援B型を利用することが適当と判断される方がいてB型をすぐに利用できないと困るケースがあることから国が2年間の経過措置を設けて、その基準を満たせば直接B型を利用しても良いこととなっており、その部分をクリアするための協議を行っている。
本人、家族、病院、学校等が関わっている中で市町、相談支援事業所を介して、自立支援協議会(就労部会等)に意見を求め、就労継続支援B型が「やむを得ない」「適当である」と判断されれば利用が可能であると指針が示されている。
これに対し、南魚沼地域自立支援協議会でどう対応していくか就労部会で協議を行った。
現在は南魚沼市立総合支援学校では3年生2名、2年生4名。県立小出特別支援学校では3年生1名、2年生1名の就労継続支援B型の利用希望がある。両校ともに1年生の希望が無いので、2年間の経過措置期間内に対応できるのではないかと考えている。小林 係長
本校の3年生でB型希望は2名、小出で1名。前期の実習は既に終了しており、夏休みにかけて相談支援センターに加わってもらい三者面談を行った。全体会で直接B型の話が決定されていくが、学校としても直接B型が利用可能という動きになるであろうと、実習先でもアセスメントを細かく取っていただき、準備を進めている。学校としても、自立社会参加を目指して行っているので就労移行へ進んでもらえればと思っているが、なかなか到達しない人もいるので、まずはB型からスタートして訓練を受けながら少しずつ自立していければを思っている。庭野 委員
以上の内容を部会で協議したので、今回の全体会で承認を得たい。小林 係長
今年4月に工房とんとんオープンした。利用者が少なく8月の段階で20名定員のところ10名の利用のみで、その中でも週に1回~2回の利用の方もおり、非常に運営が赤字で困っている。すずカフェ・Ableのパン工房が講評を得て、パンは毎日完売している。今後は昼休みに色々な事業所に売りに行きたいと考えているが、利用者の方のニーズに合わせて仕事を考えている。すずカフェ・Ableのランチについてもご飯を入れようと取り組みも始めた。かき氷やアイスクリームもやっている。
工房とんとんと渡り廊下でつながる今年11月完成予定のケアホームおひさまが着工し、工事が始まった。7名定員で1名ショートステイとなっており、重度の方は1階、軽度の方が2階となる。現在空きがあるので、希望されている方は申込していただいて、11月のオープン時には満室にしたい。 黒岩 委員
度上は卒業後に直接B型を利用できないことになっており、高等部の生徒の進路が就職よりB型を使った方が適当という場合の国の経過措置であり、卒業後の進路をスムーズ繋げるためにも自立支援協議会で対応していきたいと考えている。小林 係長
賛成多数で承認
4.その他
移動ワーキングチームの報告で、③その他でまきはたの里の自立訓練に通うためにバス停を移動できないかと話しがあったが、学校でもまきはたの里の自立訓練を利用したい方がいるが、バス停から施設までが遠いという問題がある。自立訓練の方は将来就労系の事業所に通う事を見据えて公共交通機関を使って通いたいと子供たちにも思いがあるので、ぜひ実現してほしい。庭野 委員
市の交通ネットワークの関係で協議会に関わっており、路線バスや市民バスについて見直しを進めている。平成27年基幹病院開院に合せて整備が整うように取り組んでいる。しかし、路線の変更については今現在議題になっていないので、提案していきたい。原案の段階で路線について検討していると思うが、市福祉課からも提案してもらえるか。南雲 会長兼リーダー
自立支援協議会で話があったと都市計画課に伝えたい。南魚沼市福祉課 小倉 課長
5.閉会
閉会の挨拶
湯沢町自立支援協議会 大津 会長