平成24年度第2回児童療育部会 議事録


日 時
平成25年1月29日(火) 14:00~16:00
 
会 場
ふれ愛支援センター 大会議室
 
部会長
勝又グループ長(新潟いなほの会 魚沼地域)
 
担当事務局
堀口相談員(相談支援センターみなみうおぬま)
 
参集者
南魚沼市教育委員会指導主事 内山徹
湯沢町教育課 管理指導主事 種村公夫
湯沢町教育課 子育て支援班長 小野塚友子
湯沢町立土樽保育園 園長 南雲フイ子
湯沢町健康福祉課主任保健師 関明子
南魚沼地域振興局健康福祉環境部地域福祉保健課 波田野友巳
南魚沼市子ども若者育成支援センター 作業療法士 松井美智子
南魚沼市子ども若者育成支援センター 保育士 春日沙友莉
障害児者生活支援センターかけはし相談支援専門員 星野織里江
新潟いなほの会魚沼地域グループ長 勝又千賀子(部会長)
相談支援センターみなみうおぬま相談員 堀口(事務局)
(計11名)(順不同)
議題
  1. 本年度の活動の経過報告
    ・南魚沼市UD支援事業 事業の経過報告
    ・湯沢町ハートフル子育てサポート 事業の経過報告
    ・その他
  2. 本年度の活動の振り返り
  3. 来年度に向けて、取り組んでいきたい課題について
  4. その他
記録
1.本年度の活動の経過報告
 南魚沼市UD支援事業について (子若センター 松井さん)
本年度は8園にて、2ヶ月に1回の巡回ペースで訪問。 (1年で5回)
メンバーとしては、通級指導教諭、市保健師、障害事業所職員、作業療法士、保育士など。
支援を通じて成果としては
  • 園児の身体についての指導
  • 保育士などから親への指導
  • 支援の視点を変える
    (絵カードやタイムタイマー活用など、具体的な支援を提案)
  • UDでの支援→保育へ活用→親へも伝達
  • 専門的な手法が地域へ伝えられている
などがあげられた。
 湯沢町ハートフル支援サポート (湯沢町管理指導主事 種村先生)
昨年度より種村先生が参加。参加当初は、支援に対しての取り組みに専門性がなかったという種村さんからの感想あり。
その専門性の欠如→結果としては、親は納得していない支援を受けていた。
事業として取り組んだ課題としては
  • 関係するものがチームを組んで対応
    (子どもでも、親でも、関係者でも、困っている時はすぐに駆けつける)
支援に対して事業開始当初は親の拒絶なども多かった。しかし活動の継続によって理解を示す親も多くなってきた様子。
  • サポート事業のチームは2ヶ月に1回のペースで稼動。
  • 教職員への研修も3回ほど実施した。
  • 来年度、町内5園→1園(認定子ども園へ)
  • 町も総合支援センターを作る予定。その中にこの機能を入れる方向。
 その他 (勝又部長)
勝又部長の実践として、本年度は4回の講演(話し合い)を行った。
  • 親を対象に療育について
  • 親の気持ちを教員へ伝える
などの内容。
2.本年度の活動の振り返り (堀口事務局より)
事務局が日常業務(4月から実施となった計画相談などの業務)遂行に終われ、協議会の活動が後手になってしまう状況。
そのため、年度当初に掲げた活動が実施できていない。
事務局としては詫びるしかない。
計画相談を担当している中で「こんな事業があったら便利だな」と思うことがあった。
これから、この地域を良くしたいという想いがあれば、小さなことでも、地域からの声でも、関係者からの要望などでも、耳にしたら是非部会に上げてもらいたい。
3.来年度に向けて、取り組んでいきたい課題について
来年度開校する南魚沼市総合支援学校のPVを上映。(南魚沼市指導主事 内山先生)(約20分)
その後、療育の現場での意見交換
  • 重複障がい者(児)入浴の場の提供→それを実現するためにも移送の場の確保
    (有償移送サービスなど)
  • 鈴桐会の新規事業説明会(工房トントン)にて、同法人が上記の場所提供やサービス参入する意向があると理事長からの発言があったとの報告。
    協議会からも、このサービスが実現するための働きかけを検討してもらいたい。
  • 療育相談などで、特別支援学級などへの先入観がいまだに悪い。
  • 特に祖父母の代など。
    周知してもらうためには関係作りが重要。面談の数を重ねることも必要。
    しかし周囲が変らなくては、数を重ねても結果が出ないことも。
  • 親の気持ちとしては、どれだけ子どもに個々で関わってもらえるか。
  • 通常学級でも支援をつけなければならない状況あり。
  • 教員の経験も少ないため、場を収集できない。
     
      上越市では教員のレベルアップのための研修会を行っている。
  • 親子で出来る運動教室(感覚統合)を子若センターでも連携してもらえるか
  • 検討してみます。(子若センター)
  • 困り感のない親
  • ということは、子育てに不慣れな親。子育てがわからない親
    核家族の親であると、代々教えてもらっていた環境がない。
    そのためには、親になるための教育も必要か
    学校教育課長の構想としては、「中学校の女子対象 親になるための教育」をやっていきたいとのこと。
    療育の将来のためには、ぜひとも取り組んでもらいたい。との意見あり。