平成25年度第1回相談支援部会 議事録

日 時
平成25年4月23日(火) 13:30~15:30
 
会 場
ふれ愛支援センター 大会議室
 
部会長
江部施設長(相談支援センターみなみうおぬま)
 
担当事務局
平賀主任(南魚沼市福祉課障がい福祉係)
 
担当事務局
南雲主事(湯沢町健康福祉課 福祉介護班)
 
参加者

魚沼地域振興局健康福祉環境部 地域保健課 竹内主任
南魚沼市立総合支援学校 進路指導部 庭野先生
新潟県立小出特別支援学校 田野辺進路指導主事
小出病院 横山ソーシャルワーカー
五日町病院 飯酒盃ソーシャルワーカー
桐鈴会 黒岩理事長
マイトーラ 池田 生活支援課長
まきはたの里 堀 サービス管理責任者
湯沢町健康福祉課 南雲保健師、
南魚沼市教育委員会 北島指導主事
南魚沼市保健課 山崎保健師、木村保健師
南魚沼市子育て支援課 上村社会福祉士
相談支援センターみなみうおぬま 江部施設長(部会長)
湯沢町健康福祉課 南雲主事(事務局)
南魚沼市福祉課 平賀主任(事務局)

議題
  1. 平成24年度の総括・反省・課題の抽出
  2. 平成25年度の部会活動について(①各関係機関の現状確認、②達成目標の設定)
  3. その他意見交換
記録
1 平成24年度の総括・反省・課題の抽出
制度改正により自立支援協議会の専門部会があまり機能せず、部会の開催も1回 のみだった。
相談支援センターみなみうおぬま 江部施設長(部会長)
今年度の自立支援協議会の流れを説明
南魚沼地域のサービス等利用計画の進捗は県内の中でも順調に推移している
南魚沼地域振興局地域保健課 竹内主任
とんとんへの特別支援学校卒業生の受入がバタバタとなってしまった。
桐鈴会 黒岩理事長
サービス等利用計画作成までのフローを説明
相談支援センターみなみうおぬま 江部施設長(部会長)
2 平成25年度の部会の活動について
 ①各関係機関の現状確認
(1)小出病院 小出病院 横山ソーシャルワーカー
閉鎖病棟(西3)58床、開放病棟(西4)42床を有する。
医師4名、PSW2名、臨床心理士1名の体制。
1年以上の長期入院患者は15名(H25.4.22現在)
地域移行支援にてH25.4.5男性患者1名が退院。
【今後の取り組み】
魚沼基幹病院の開院に伴い、県立小出病院は、(財)魚沼市医療公社が運営する医療機関となる。
精神科病棟がなくなる(基幹病院は閉鎖病棟50床の予定)
現在入院中の患者さんをどうするかが課題
レスパイト入院の可否
(2)五日町病院 五日町病院 飯酒盃ソーシャルワーカー
220床。患者層の高齢化。入院患者の平均年齢66.9歳。社会復帰を目指す病棟であっても平均年齢が61.9歳となっている。
家族も高齢化や代替わりしており、入院外来問わず成年後見制度をしたいという家族も増加している。
発達障害が疑われる要支援者も増加しており、関係機関と連携し試行錯誤しつつ対応している。
【今後の取り組み】
個別のケース毎に本人・家族と相談しながら退院支援を行っている。
医療機関のみで対応が困難な場合、相談支援センターや包括支援センター等の各種関係機関と連携を図り退院支援を行っている。
本人のニーズに応じて併設施設との連携もあり、地域で生活する場合は訪問看護によるアウトリーチで支援を継続している。
【その他】
長期入院者に対して、本人が『退院したい』という意欲を持たせるまでが難しい。医療機関としては、退院できる病状であっても、本人に退院意欲が無く入院が長引くケースが多い。
(3)障害者支援施設マイトーラ マイトーラ 池田 生活支援課長
現在60床、57人入所、3床空き。待機者3人
地域移行を望む方は南魚沼市1名・十日町市2名です。高齢者や重度の利用者も多く、地域移行困難な方が占める。
【今後の取り組み】
地域移行のためのケアホーム建設等の予定は無い。
現在、3名の方が地域移行できるよう、市町村や相談支援センターと密に連絡をとっていきたいと考えている。
【その他】
夜間利用ができるヘルパー・訪問看護があるとよいと思うが現実は難しい。
マンパワー不足
新事業展開の予定無し
(4)障害者支援施設まきはたの里 まきはたの里 堀 サービス管理責任者
施設入所定員48名、現入所利用者、男性23名、女性19名、計42名
平成25年3月末で5名の利用者が地域移行した。→小栗山GHへ
15年前の開所時より入所している利用者は30名に上り、5~10年入所している利用者が10名、5年未満が2名となっている。
【今後の取り組み】
施設入所定員は、40名を目標に地域移行を進めてきた。平成25年3月末に自立訓練を経て地域移行した利用者が5名、現在の自立訓練利用者は2名であるが、このほか入所利用者では、自立訓練を利用できそうで、かつ地域移行が可能な利用者はほとんどいないと思われる。
【その他】
今回5名の利用者が地域移行したが、事例を検討していただいたものの『移行先が決まっている』『または準備中である』として給付の対象にならなかった。資源が無い中で地域移行支援等を申請した場合に、本当に支給されるのか?また、本当に移行の一助になりうるのか?実際にあった話で『移行先が決まっている』とされていても、急に受け入れを断られたことがあった。このサービスが支給されることで、受入れ側にもプレッシャーをかけたいところ。よって、支給のハードルは高くないことを望む。
(5)小出特別支援学校 新潟県立小出特別支援学校 田野辺進路指導主事
小出特別支援学校高等部在籍南魚沼市6人、湯沢町3人。H26年3月卒業生5人の進路希望は、施設入所2人、通所2人、就労1人。2年生の2人は魚沼学園に入所している。塩沢と湯沢から電車で通っている2人は一般就労を希望している。
相談支援センターの同一相談員による在学中の進路面談が有難かった。
(6)南魚沼市立総合支援学校 南魚沼市立総合支援学校 進路指導部 庭野先生
総合支援学校高等部3年9人、2年11人、1年10人、重複1人、訪問1人高等部3年生9人の希望進路は、一般就労4人、就労移行支援2人、就労継続B型2人、地活1人。2・3年生は落ち着いてスタートできた。
(7)特別支援学級との現状 南魚沼市教育委員会 北島指導主事
特別支援学級の学級数は変わらないが、在籍数は増えている。
普通学級の中にいて特別な支援や配慮を要する子供も増えている。
全ての小中学校に特別支援学級があるわけではない。
発達障がい、言語障がいの通級指導教室の在籍者数も増えている。
子ども・若者育成支援センターで保育園に行っているUD事業を小・中学校にも 広げていきたいと考えている。
(8)湯沢町、南魚沼市の保健状況について
以前はコーディネイトを保健師が実施していた。保健師もみなみうおぬまの相談員も訪問していることが多く情報交換がしにくい。週1回は湯沢町に常駐する日があってもよいのではないか?
 湯沢町健康福祉課 南雲保健師
UDから就学前までは、保健師が中心的な関わりとなるが、サービス利用については、相談支援センターみなみうおぬまや障がい福祉係が主体となっている。
 南魚沼市保健課 山崎保健師
相談対象となりえる見落しの子供もまだいるので、子ども・若者支援センター、相談支援センターみなみうおぬまとの連携が必要。
 南魚沼市保健課 木村保健師
(9)地域相談支援について
まず南魚沼市、湯沢町で地域移行支援を1事例積極的にやってみてはどうか?
今後、PSWの地域移行業務も義務化される予定
 南魚沼地域振興局地域保健課 竹内主任
申請前支援として、現在湯沢町では中条第2病院入院中の方へ支援しているが、 症状悪化により中止している。南魚沼市は市外への退院を希望している方に対して支給決定を行う可能性のあるケースに対応中
 相談支援センターみなみうおぬま 江部施設長(部会長)
基幹相談支援センターの設置についての考えは?
 南魚沼地域振興局地域保健課 竹内主任
今までは無い。2~3年かけての協議が必要。
 相談支援センターみなみうおぬま 江部施設長(部会長)
 ②今年度の部会の達成目標の設定
(1)南魚沼地域における相談支援体制の構築
計画作成やモニタリングを含め、相談支援専門員の適正人数がどれくらいになるのか、様々なことを検討し相談支援部会に提案し、平成26年度に向けて検討していきたい。
(2)地域移行支援の支給決定の仕組みの般化
支給決定を含めた流れを市町村、各事業所に周知することにより、事業利用や支給決定をスムーズに行えるようにしていく
(3)特別支援学校卒業生の直接就労継続支援B型支援利用についての流れ構築
昨年までの暫定措置に対して、H26年度末まで協議会等での検討が必要という形になった。南魚沼地区においてどのような形がよいのか、就労部会とも連携しながら検討し、今年度の卒業生の利用に間に合わせたい
(4)民生児童委員向けの勉強会の開催(時間的に可能なら)
 
3 その他
今年度の相談支援センターみなみうおぬまの体制を以下のとおりとする。
主に基本相談支援担当 堀口(湯沢町、塩沢地区)
古藤(六日町地区、大和地区)
主に計画相談支援担当 高橋、佐藤、高野
今年度の相談支援部会は4月、7月、10月、1月開催
議題は事前にメーリングリストで流す予定
議題に挙げてほしいことは事前にメールで部会長に連絡を。
 相談支援センターみなみうおぬま 江部施設長(部会長)