平成28年度 第1回暮らし部会 議事録

会議名 平成28年度 第1回暮らし部会
場 所 南魚沼市ふれ愛支援センター2階 大会議室
日 時 平成28年6月22日(水) 9:30~11:45
参加者
南魚沼総合支援学校特別支援教育推進室長 田村 靖
南魚沼地域振興局健康福祉環境部地域福祉課長代理 井口哲亨
まきはたの里サービス管理責任者 堀 篤志
セルプこぶし工房生活支援員 田中 瞬
障がい福祉サービス事業所 あさひばらサービス管理責任者 高橋 智之
太陽・大地の家支援員 金井ゆみこ
グループホームひだまりサービス管理責任者 中野 豊
魚野の家サービス管理責任者 中澤富之
社会福祉法人桐鈴会 事務長 島村義彦
ケアホームおひさま、グループホームひまわり管理者 小林裕子
南魚沼市社会福祉協議会訪問介護事業所 サービス提供責任者 佐藤幸恵
南魚沼市社会福祉協議会訪問介護事業所
相談支援センターみなみうおぬま 堀口賢二、上村留美子
暮らし部会部会長 マイトーラ生活支援課長池田和幸
暮らし部会副部会長 南魚沼市身体障がい者協会六日町地区代表 南雲進二
以下、事務局
相談支援センターみなみうおぬま 古藤正洋
湯沢町福祉介護課福祉係 泉川係長、森下主事
南魚沼市役所障がい福祉係 光野係長
議題
  1. 今年度のテーマ、今年度目指す方向を確認
  2. 入居施設、グループホームの空き状況について
  3. 今年度のグループホームのニーズ調査及び調査結果の有効活用について
  4. 地域での課題について、現在の移動課題について
  5. その他
記録
1 今年度のテーマ、今年度目指す方向を確認
大テーマ   課題の整理と対応
サブタイトル 思いやりがあふれる地域になるために協議会ができること
今年度も大テーマ、サブタイトルに基づいて活動していくことを確認した。
2 入居施設、グループホームの空き状況について
池田
グループホームの空き状況 別紙1(H28.3.31状況)の報告を頂きたい。
中野
資料の訂正。ひだまり入所者数(南魚沼市)は14→15です。先日退所した方がいる。坂戸ホームを7月から募集を開始したい。定員は19で変わらない。
物件を探していたら良い物件があり、大家さんと交渉中。増設に向けて進めている。具体的にいつ、定員、男女比率はお話しできない。建物は、地域への説明ができればというところまで来ている。これから募集をかけるであろうことからお話しした。
池田
そこに入りたいというお話は?
中野
7月以降物件をお見せできますので、来ていただいてもよい。
池田
新しい物件の所在、差支えなかったら地区だけでも教えていただけないか。
中野
坂戸です。
池田
ひまわりはどうか?
小林
ひまわりは南魚沼市5名、定員6名で満床。おひさまは4月に入居した方がいるので3名。魚沼市の方が魚沼市のグループホームを探し中。見つかり次第空く予定。現段階では満床。
池田
入所施設でまきはたの里さんは現在どうか?
定員40名中、男性40名、女性40名満床。入所希望は、精神科入院の方が2名、GH退所者が1名、体験利用が1名。入所調整中の方がいる。
池田
マイトーラは、定員60名中52名。8床空きがある。
随時問い合わせがあるので、入所できる方は入所していただきたいと考えている。
車椅子の方2名、入院していてご自宅に帰宅できない方が3名。ショートステイは 1日2~3名利用、定員は5名。太陽・大地の家はどうか。
金井
太陽・大地の家は自立訓練7名、宿泊16名(3月31日時点)、5月は自立に男性1名女性1名入っている。体験2~3名ある。通所型ショートは週末に6名いる。
池田
自立訓練は期間があるが、その期間を超えている人はどうするのか?
金井
2年という期限がある。GHの行き先がないとかもう少し訓練が必要なときは、延長させてもらう。年齢が60歳を超えている方でGHが無理な方には老人ホームを勧めている。体は丈夫だけど介護認定がつかない方は、坂戸レジデンスに行く方もいる。お金がかかることなので現状うまくいかない方もいる。
池田
自立訓練だと負担はゼロで、食事は自己負担か。
金井
はい。朝は食事が出る。
池田
別紙1資料により、南魚沼市の方が市外のGHを利用していることが分かる。
魚沼市に行かれている方が多い。湯沢町のGHの資料が載っている。湯沢町には1棟もできていないということで、湯沢町以外に入所されている。湯沢町のGHの建設予定はどうなっているのか。
泉川
物件が見つからない状況が続いている。
 
3 今年度のグループホームのニーズ調査及び調査結果の有効活用について
池田
前年度も6月下旬にニーズ調査を行った。今年度もニーズ調査を行いたいと思っている。
古藤
毎年、GHのニーズ調査を行っている。実際のニーズを調査しましょうという目的で、昨年は実名を入れて調査を行った。調査の配布先は保健師、相談支援事業所、日中活動、GH、事業所に配布し調査をした。別紙2にあるように、氏名・居住地・障害種別・ご本人の強み、弱み・支援者の視点を入れ総合的に判断をつけさせていただいた。必要度を半年以内、1年以内、2年以内と分けてる。
第1回GHニーズ調査が有効活用されているかという問題はあるが、昨年GHの空きが出た時に、小林係長から作っていただいた様式がもう一枚の様式。
シンプルに作成されており本人に適合するGH形式を加え、A~Fまでランク付けさせていただいた。今年度GH調査をするにあたり、どこまでどのような調査が必要かご検討いただければと思う。
池田
GH運営をされている方は、どのような情報が欲しいのか。
小林
前にもお話したが、空きが出てから入れる、探してもらうという感じなので体験や見学に時間がかかる。「こういう時はこの方」と分かりやすいので、まとめていただくといいと思う。順番に素早く対応できるとうれしい。
池田
実際のニーズ調査は細かい。今回の案はシンプルとなっている。
中野
細かくあげるときりがない。ニーズ調査という中では、これだけ練られてこの案になっているので、私はこの案で良いと思う。
古藤
今までのアンケートは地域にどれだけのニーズがあるかの調査だった。もう一枚は、今必要な人を調査するための調査。どちらの意味合いがいいのか。もっとシンプルでも良いと思う。
堀口
遅れてしまい自己紹介をしていない。相談支援センターみなみうおぬまで相談員をしている堀口です。
古藤さんの話に加えたい。小林さんの思いを聞くとその通りだと思う。結局私達は、ニーズ調査を年単位で行っている。それはそれで評価できるかも知れないが、調査のリストをどう生かすか積みきれていないという気がする。情報を誰が管理をしているか、誰が閲覧できるか決まっていない。小林さんがひまわり、おひさまに空所が出た時、リストを見てそのリストによりこの人興味深いからコンタクトしてみたいなという場合、どこに行けばコンタクトできるか詳細をアクセスするに当たり、誰にそれを問いかけると詳しい情報とかが得られるのか。運用の仕方ができていなかった。それを協議しようということが過去にもあったように記憶しているが、積みきれていない。
小林さんみたいに有効活用できるツールにするために、その情報機能をある程度着眼を置いて今年そういう仕組みをつくるとかそういう協議をされてもいいのかなと気がする。現に今空いている。その空いている状況でせっかくいろんな方から作っていただいたニーズ調査を活用するためにも、半年程度達成の時期を設定し、それまでに運用の仕方のスキーム作りをしたら考えていただけたらなと思うがどうか?
私もこのリストを情報提供しているが、どこへアクセスできるか分からず作っている。そもそも優先順位で何番だったっけというのもある。生きるストレングス化というのがあればよいかなと思う。
池田
実際去年のニーズ調査をさせていただいた。おおよそ何人というのを把握できたが、それがうまく調整ができていなかったのが現状。当然入所施設でその間部屋が空いていれば、その間収入がなくなるので、こういう方がいることを把握できないという反省点はあると思う。以前からニーズ調査票をどうやって活用し、マッチングさせようかということはあった。今年度は事業所にどうマッチングをさせていくか考えている。ニーズ調査はどうか?要点のみとなっている。
古藤
自立支援協議会と個別のケースを分けてもよいと考える。こういうのがあるというのが自立支援協議会。実際は担当相談支援専門員に相談があったときに、個別のデータを貸してというのもいいのかと思う。
中澤
就労計画事業所でぎりぎりいっぱい空きがあるという場合、利用したいという方があったら個別に相談支援センター中心にご紹介があることが通常だと思う。
GHに関しては、ニーズ調査をし、ニーズがあり緊急性や量的にもありそうで、まきはたさんが4棟めをつくるという。必要だからサービスをつくるという特殊性がある。
今、坂戸ホームさんが空いたと言った時に早い者勝ちみたいな感じではいけない。いろんな利用者さんがいるなかで、緊急度があり、必要な貴重な資源が活用されるという特殊性があると思う。そのときのニーズ調査の目的は、例えば特別養護老人ホームが空いたときは、入所判定会議で決めている。ひとつ空いた、または事業所が立ちあがったとき、どこに問い合わせをして、どこで話あいが行われるか、その仕組みがなく課題だと思う。
この調査票はどなたが管理するのか。この調査票が待機者リストなのか量的質的ニーズを洗い出すのが目的なのか、ニーズはもう分かっているから待機者リストをつくりそういう仕組みを障がいの方でもつくるべきなのか、というところが一つの議論だと思う。ちなみに高齢が空いた場合は、どういう流れでどういう形できまっていくのか教えていただきたい。
池田
特養は申請があがり、待機の中で入所調整会議というのが各施設で行われる。そこで緊急性(得点)が上の人から順々に声がかかっていく。公平性を保つために第三者の目も入れて、各施設で待機順番を決めている。
中澤
同じような仕組みのものを今この状況で、決めるべきか。サービスは少なくてというなかで、調査票から実名があがり、あたった方は推薦者であり待機者リストみたいなもの。まきはたさんはこのリストがあり、事業所中心だと思うが第三者が入ったなかで入所判定みたいなものがあれば公平性が保てる。
実は入所施設に入所するとき調整会議はあった。が、待機ゼロの状況が続いているのでいつの間にか開かれなくなった。以降、施設入所の申し込みはどうするのということは個別に来るようになっている。先ほど私、まきはたの里の入所についてご相談があるとお話ししたが、それぞれの相談支援専門員が相談事業所に相談を持ってくる。
行政から虐待を受けた入所があがってきたときに、入所調整会議は必要となると思うが、これについては、難しいというところがある。
現在、まきはたの里だけで考えると1名募集をしている。4棟め(GH)のお話があるが、これはニーズがあるということで、行政からお話しをいただいている。良い物件があり、動き始めている。状況としては、予算ベースであんしんさんに見学へ行かせていただいた。新築した方が得だという話を頂いた。持ち帰って計算したが、改修型の賃貸ということで決まった。今年度、やれるのであれば是非やらせていただきたい。5人規模で決まれば皆さんにご報告させていただきたい。一人の見方というところで、少なからず近未来の仕組みづくりをさせていただきたい。
池田
前回のニーズ調査でランク付けはされていた。そこで誰が一番かという待機的な順位はつけていない。
古藤
前回のニーズ調査はみなみうおぬまがさせていただいて、原本は市に渡している。
これだけのものがあがっているということでご報告させていただき、実名のものだけ回収させていただいている。
池田
この調査は、自立支援協議会暮らし部会でとるので、当然管理は暮らし部会事務局になると考える。
堀口
場合によってはこういう仕組みとか手順が必要ということを協議会の場で話をして、そういった管理をどこへ投げるか。もし管理をしていることころがあったら管理運営委託をするという形で情報管理の機関をどこかへお願いをするという協議案件を全体会へ持っていくという成果を全体会へ持って行ってもいい。全て暮らし部会で管理をするということができるのか。現実問題を考えた時に可能か。特に暮らし部会の方は、部会長もいずれは変わるでしょうし、事務局もいずれは変わるでしょう。ある程度変わらないところに管理をする方法があってもいいのかなと思う。
今、紙をまわしてもらっている。話の方が詰まっているようなので、ツールを使ってどういったところが詰まっているのか、皆さんの方から筋道をつけていただくために、圏域のワーカーはこういった用紙を使って協議会の方の地域づくりのためのイメージ図として活動していただきたいということで言われている。今これを私が書きながら、途中経過を皆さんからご承知いただきたい。例えばこのGHのリストに着眼した時、待機リストを私達はどうしたいか、というところもイメージできていない。よって、望んでいる待機リストも見えていない。現状の課題が分かっているため少しお示ししたかった。今のところは、ニーズ調査がきているという現状は把握できた。市内ニーズも把握できた。でも、入所とかは何となく早いもの勝ちということで、余っているという状況も把握できた。今現在1床空床だということも分かった。現状として抱えている課題は何かといった時に、いまいち連動していない、空床発生時とそのリストの連動がなされていないということが、課題として皆さんの方から話がされた。小林さんの方からご発言があったが、すぐに活用ができないために空床が埋められない現状がある。
そのお話の中で管理や運用する場とか、詳細説明ができるアクセス方法が明確でないので課題などができていて、入所の優先度を決めることもなされていないという課題があげられた。いまできていることはなんだろうかという課題とストレングスを結びつける形でその願いが実現する方法を考えてみようとか。ということをこれから話し合う一つの進捗表ということで活用いただければいいかなと思う。ちょっと今議論の立ち位置がどこらへんかなということが分かればいいかなと思い出させていただいた。
池田さんの方から議論を整理いただければいい。これからもしGHの待機リストのために話し合いをするのであれば、そもそも待機リストを作ることの願いって何かなということを、もう一度私たちは整理した方がいいと思っている。例えば、小林さんが願いの一つとして空床をなるべく早く解消したいというのがあるのであれば、願いの一つに空床をすぐに解消したいと書く。そういったところを含めこれからも願いがきっと出てくるのではないかと思う。
GHをつくるのが先か、リストの運用を作るのが先かというところもご準備していただいてもよい。開発機能に特化すべきなのか、現在ある情報を管理するところにちょっと重きを持つか。そういったところに皆さんの方の議論をしていただく必要があると考える。
池田
結局、その調査だけで終わらない。おひさまも、一床空いている。いかに素早くマッチングできる情報がとれればということ。
堀口
今、議論の位置づけがどこなのか皆さんと常にこういうイメージ図とかツールとかを使って共有することによって、今日はここをねらって話し合いましょうかという風にした方が、議論の方法として終息しやすくなり、次につなげやすくなる。参考として出させていただいた。
島村
今、よろしいですか。すごく筋道が整理されて見えてきてすごいなと思う。ひとつはイメージとして優先度とかをとって、誰かがどこかであてがうような形式を作りたいのか。
それであれば、相談支援のあり方というのがどういうふうになっているのか分からない部分があるが。そことの絡みで連動させていくのかという形のような気がする。例えば、介護の方のケアマネさんは特養の場合入所判定会議で市の介護保険課が入る。基本的にはケアマネさんが全部申し込みをする。イメージとして客観的にこのリストが優先度をつけてどこかの権力によるものではないような気がする。だとすれば障がいのケアマネ業務は介護より若干遅れて走ってきたと思うが、そこはどういうあり方なのか、どういう形なのかということでこのリストの使い方が分かってくると思う。
堀口
すみません。そういう意見って、このストレングスのところで出てもよいのかなと。介護保険であれば、現在はシステムのところで確立できているところがある。今ここで優先順位をもんでいるが、施設は何で施設の方でもまないのかという話になる。であれば、現にそういうシステムを活用し、尊重しても良いのかなと意見があっても良いかと思う。例えばそれはストレングスの方で介護保険ではそういうシステムが確立していて、その空床が入所アプローチとしてはスムースになされていると思う。それが参考とすべきスキームとしていけそうだということを、ストレングスの欄に書いてあるとこうして実現する議論のネタにはなると思う。
島村
そもそもおひさまを作るときに、どういう経路で入所が決まってくるのかということが非常にあいまいだったしそこで苦労した。南魚沼市福祉課さんからは叱られたという経緯もある。そもそも、相談支援のあり方がまだ良くできていないかなと思う。
堀口
仕組みづくりというのは、本当にそういうところから始めてもいいのではないかと思う。今のやり方というのは、あくまでも南魚沼福祉会しかなかった時のやり方。他のグループホームがなかったので、南魚沼福祉会で議論して解決ができていた仕組みであった。しかし競争相手ができて、地域にとっては望ましくなってきた。であれば、今までのやり方というものをぶっ壊さなければいけないと思う、公平性という部分で考えれば。そうなると現状というのは、桐鈴会さんからしてみると何かおかしい話にはなると思う。
相談支援という言葉が出たが、GH待機にあたっての待機者リストのあり方を議論する必要がでてきても良いのかなと思う。情報管理のあり方をそもそもどうするべきなのか協議会で管理するので良いか、複数法人ができたのであれば例えば点数だけは共有する。独居等が一番点数として高くなるのではないかという仕組みになっているかと思うが。そういう点数化の方法は統一した方法にして、後のリストの順位は各施設において多少の差が出ても良いのでは。共有した点数でつけたという根拠を持ってやる。私は、一つの方法かと思う。
最終的に、そのリストが一番労力がかからずに確実につながるのかということ。
申し込みの方というのは、ここへ申し込んでワンクールか、面倒でも各施設へ申し込むのかそういったのを議論していってもよいのではという気がする。そのための、協議会ではないかと思うし、そのための地域づくり仕組みづくりなのではないかと思う。
だから、桐鈴会さんが出された意見については正にそうであり、もしそういう意見が出たらこういったなかに意見を入れていただいて、整理のために使っていただいたら良いのではないかなと思う。
池田
実際、入所施設は定員いっぱいだと待機を登録していただく。ご本人さんが希望する施設に申し込んで、待機順番を。空いたら待機順の一番上の人から順次入所するというシステム。GHは待機登録というシステムがない。
島村
おひさまをつくるときに入居者を勝手にこっちで決めていった。けれども相談支援センターさんをとおさないとなりたたないと。結局、素人が始めたことだったので、今それぞれの所で仕組みが違う。
井口
よろしいですか。今、皆さんの意見を聞いていて重なるところもあれば少し違うところもあるかもしれないが・・・。私なりにニーズ調査を何故していたのかというと一つは、行政側の障がい福祉計画を策定するときの将来的な計画づくりの中でGHが何棟必要かというデータで活用していた。二つめは、地域の法人さんにとってみればGHは本当に増設しても、地域ニーズを含め何となく情報としてはそういうニーズがあるように皮膚感としてはあるが、それが数字としてでなければなかなか経営として前に進めない。両方あいまってニーズ調査というものをしてきた。現状では、それ以外にはなかなか使えていないとするならば、まず今の状況の中で議論になるのは、十分ニーズがあるよねということが分かっていれば、そもそもこのニーズ調査を次期計画をねらってやるのであれば意味がある。そうでないのであれば、例えば、ニーズ調査をやめてしまう。GHの増設に向けて、入所判定ではないけれどもそれに近いような形を、今話が出たように地域で複数の法人からのGHの運営が始まった。相談支援事業所も複数できあがってきている。ということを考え合わせると、ニーズ調査自体は鮮度がメンテナンスできないので、一回ある時点での情報があってもその後の鮮度維持ができない中で、例えば向こう2年くらいに入れればいいかなと希望していた人が、親が先に亡くなってしまって状況が一変したということがあるだろうし、あとニーズ調査には出てこない、地域外のGHに入所している方が例えば十日町市のGHに入所しているけれども、南魚沼に戻りたいよねという人がいるかもしれない。ということを考え合わせると、一番鮮度がフレッシュな情報を持っているのは相談事業所さんとするならば、事業所さん方が集まって情報とともにGH側も事業所側と相談支援事業所との方々で何らかのルールつくりをこの暮らし部会で議論を積み重ねていって、そういった議論をすることが現実的なのかなと皆さん方の話しを聞いていて思った。私も現場が分からないもので、とんちんかんなことを言っているかもしれないが、今皆さんのご議論の中での感想となる。
池田
いろいろな意見が出すぎて時間内にまとめるのが難しいので事務局で預からせていただきたい。
 
4 地域での課題について、現在の移動課題について
南雲
この前の会議からだと、浦佐駅のエレベータの話し。JRの出方待ち。市民バスだけでは補いきれない問題。どこまでどういうふうに移動を考えたら良いのか、話を聞いてというところだと思っている。
光野
浦佐駅のエレベータ状況については、企画政策に確認した。要望書を新潟支社及び本社に対し提出した。前任課長からも聞いていると思うが、なかなか難しい。利用者の数が決まっており、3,000人利用位の所でエレベータ設置を行っているが、浦佐駅はだいたい700人程度だと聞いている。あとは、単独で入れるという話になっても浦佐駅の敷地内に市が設置するということは、法律的にできないと聞いている。
この問題については今後も要望を続けていただくようお話しした。企画政策からはJR要望を続けていただきたい旨の話しを受けた。
池田
すぐには無理だということだが、要望をあげ続けるしかない。
上村
私が担当している方が、工房とんとんさんに通っていて、浦佐駅と塩沢駅を利用している。今月、その方を訪問してきた。その際、冬になるとJRの職員配置が手薄になるということで車椅子では行けないという状況がある。12月~3月は昨年通えなかった。私、上村からJRに申し入れて欲しいという要望があがっている。  
一応、エレベータもつけてくれるような話はあったけれども、結局無理であれば、冬は家族送迎になり、家族も厳しい。電車通勤を冬も利用したいができていない。
エレベータ設置もそうだが、車椅子を上げたり下げたり、人員配置がなくできないと言われているので、そこら辺を要望していただければと思う。
身体手帳をお持ちの方なので、人員配置のシステムを要望していただきたい。
光野
その案件は、後で具体的にお話をさせていただきたい。
南雲
でも、その話が本当ならば、エレベータという話になった。この話は共有されているか分からないが、さきおととし、最初に耳にして動いたのは今のとんとんに電車で通勤したいということで、在来線で降りて駅の改札口まで行くのに、駅のホームで降りて、改札まで行くのにエレベータがない。改札口にエレベータを何とかつけてもらえないかと。最初協議会の名前でいくということで、小林係長が話をさせてもらって、是非どうぞということではなかったが、浦佐駅長と話をさせてもらった。(エレベータの)設置場所もあるし、できれば体制面からするとあった方が良いということだったが、利用客は圧倒的に足りないということで設置はできないし、体制が取れないので通勤の手伝いなんてできないという話で遠慮してもらいたいという話だった。その時はその時で、どうしようもない本当はね・・・という話をされていたのだが、おととしの秋、JRの新潟支社へ話に行く機会を得て、南魚沼市議会議長、井口市長私と3人で行った。市のトップが行くわけだから、すぐ工事に入りますよという話になるのかと思っていた。ところが全くそういうことではなく、事前に出しておいた書類で回答済みだみたいな感じだった。全然話にも何もならなかった。現場の駅長さんは人員が足りないと言っているが、ここで話を聞いていると現場で対応しますから是非と言った。そういう話をされたけれども、現場ではとても3人で配置が決まっていて、とてもじゃないけどそれに対応できないと言っている。一体、どういうことだという話をしたら、そこでは回答ができないと・・・。11月12月頃だった。 
その後、年を挟んで翌年の2月に浦佐駅長とJR広報担当が二人でお見えになり、私と塩谷議員が障がい者協会々長をしているので、清水課長と話をさせてもらった。それで支社は対応する、現場ではできないということで折衷みたいな形。対応しますので是非利用してくださいという話だった。キャタピラのついた昇降機を今も使った通勤をしていると思っている。それからこの冬、通えない実際対応ができないからということ。今の話しだと3月まで通えなかった状況だと。そういう状況をどう考えるかをまず聞きたい。それで要望書を提出するのであれば、是非そういう状況を要望書として出したらよいのではないかと私は思う。今の状況だと、3,000人で実数700人だととんでもない開きがある。いつになっても解決しない。市は基幹病院ができれば利用客も相当増えるだろうという話をその時にされていた。実際どの程度増えたのか分からないが、このままでいくとなかなか自然にJRの方で設置しますという所には近年では行かないということで間違いないと感じた。
働きかけをしていかないとダメだと思う。市は自分の持ち分は出しますと確認ではないが、いろいろな所から聞いている。JRが1/3、県が1/3、市が1/3ということで設置ができるのではないかという風に方法としてはあると聞いている。しかし、支社に行った時も全額出したらどうするという話を聞いたような気がするが全額出しても、法律的には難しいと言われ、おかしな話だなと思っている。
これが今の現状。はてしない3,000人だという数字が出ていれば、ここで議論する意味がないと個人的には思っている。皆さんから話を聞かせていただければと思う。
光野
JRはその方に対し対応すると回答してきている。その方を特定しJRが対応しなかったのであれば、対応されていない旨は企画にお話をしていかなければならない。3,000人は現在3,000人規模を整備しており、整備が進んでいけば2,000人1,000人等と数字が下がっていくと企画担当は言っていた。利用が多い所から整備している。ずっと3,000人ではない。
南雲
JRは1/3ずつ出すと言っているのにもかかわらず、それでもつけないというのは何なんだ。俺が仕入れている情報の中ではそう思っている。JRの社内規定なのか法律なのか一定顧客以上というのがあるみたいだ。今、話があるように差別解消法が施行になっている状況と今のような現状をふまえて、皆さんの意見はどうか。
堀口
感想しか言えませんが・・・。この問題については本当にずいぶん前から言われていて、おっしゃる通り、係長が言う人物と上村さんが言う人物とは同じ人物。新幹線が停まっているのにエレベータがない唯一の駅という酷評が出るくらい言われている駅である。その協議の内容ですり替われるのであれば、要望の内容を変えた方が良いと思っている。設置をすることは必要だが、何でそういう風に急に主張が変わったのか、その理由を明確にしていただきたいということを付け加えると良い。言ったところで理由なんてそんなに明確には言わないだろうからなと思う。ただ、ある程度合意形成がなされたのですよね。
南雲
合意はなされていない。対応するということと、エレベータ設置をするということはイコールではない。
堀口
聞いたところによると、冬滑るからという理由のもとで突然昇降機を止めさせられた。その時点で、対応しているということに対して、その趣旨ではない。そこは私は確認した方が良い。
南雲
そういうこと。階段が滑るということは、昇降機をつけられないということ。対応するということからするとJR内部でどう対応するかということを考えなければならないと思う。だから、対応できないということを個人に言うということは当然だけど、少なくとも自治体には報告して頂きたい。それはないのですか。
光野
報告はないと聞いている。
上村
本人からは、滑るから危ないから昇降機はダメなんだよって。だったらエレベータつけてくれればいいのにね。
南雲
それは、うちの文書もそうだけど直接話し合う必要がある。誰が話し合うかは別にしても。
池田
そういうことができなかったということ。
南雲
車椅子利用者のこの人と特定することはない。申し入れは特定して話をしたわけではなく、通勤に利用する人がいるからということの話だったから。別にイコールでなくても良いわけだから。新幹線駅で今、そんな状況であるということを問題にしなければならないということはそうはないんじゃないかなと思っている。
本当に皆さんちょっとイメージしてもらえば分かることと思うが、在来線で施設の方々を銭淵公園でなくて小出とか長岡とかに何人で連れて行こうとすると即ネックになるわけですよ。だからそういうところを聞かせていただければと思っている。
島村
浦佐の住人として。私たまたま地域コミュの役員をしているので、浦佐駅をどうするかということは今の話しだけではなく、あれだけのスペースに何か借りて観光協会を持ってきたりと、そういうことを考えている人たちは確かにいる。私自身も直接前議長から飲んでいた時、話を聞いていたことがある。JR要望はやはり支社で止まってしまってということを言われた。今の件について、具体的に要望は出していかなければならないとは思うが、地域づくりからの観点からも動いて行ったりとか、CCRCとか基幹病院等とからめて運動していかないといけないのかなと個人的には感じている。JRには伝わらないところだと思うので、伝える努力だけはやっていかなければならない。活動の根拠を広げていく発想を変えていくという手もあると思う。福祉的観点からはやらなければならないということは、このメンバーは分かりきっているので、難しいがこれが地域力かなと思う。
上村
島村さんがおっしゃったように、例えば八色の森公園でグルメマラソンがあったとき5,000人以上集まっている。基幹病院も駅からタクシーで通院される方が多いと聞いている。
なおかつ、長岡花火の時も地元の人、東京の人も浦佐駅を使ったり。1回だけ車椅子の人から聞かれ、エレベータないですねと答えた。そういうところから考えるとエレベータ設置に関しては、観光協会、旅館部、魚沼での問題として共同で進めていってあげればなと思う。新幹線駅でエレベータがないということはまずどうなのかということを地元としてもどう考えるのか。田中角栄の像を見に来たという人がグルメマラソンにいたりしているので、散策している人も多いかなと思うし、イベントも池田美術館で多い。そこの部分を含め、そういう方々の力を借りるというのも手なのかなと思う。
南雲
新幹線は良い、在来線がね。だから浸透しない。遠い話をすると長岡まで行くと新幹線で行くから問題ないみたいな。小千谷か小出か塩沢停まり位の話しでもって、一番とおりが良いかなと思っている。非常に今思えば、あの部分を市でつくればこんな思いはしなくとも良かったのかなと。
堀口
医療再編によって、基幹病院を一つの位置づけとされている魚沼基幹病院を浦佐の地に生かすために本当は、何らかの形で医療ニーズを必要とする人はあの駅を使うという現状はある。そういう中で通院ができないから車に変えざるを得ないという人は中にはいるかもしれない。福祉の場面で協議をする者のスタンスとしては、例えばパートナーシップを結ぶとするのであればそういう医療機関の人と連名で何らかの形で加勢をみたいな形でやっていくアクションはある。
南雲
CCRC構想、南魚沼市が全国に誇る屈指の施策だと今やっている。いよいよ、間違いなく日常生活のなかの鉄道利用ということになれば、在来線が多いと想像する。特に高齢者を受け入れるということであれば、利便性を高くしていかないとならないかなと思う。だからと言って、ちょっと話し合ったんだけれども、そういうものを一括するから行政だという話で、俺なんかはそう思っている。行政にスピード感を持ってお願いしたいというところが一番の思い。直接話ができれば一番良いと思う。
井口
県の立場というか、お話を聞いて確たる話はできないが、感想も兼ねてということで。まず、こういった課題を圏域の課題としてあげていくということがスキームとしてあるのだが、そういった中であげたらどうかという私の事務局の立場で考えておった。今どの位ご不自由をされている方がおられるのかということと、魚沼地域でほかの駅ではそういう問題は生じていないのかなということ。ずっと聞きながら思っていた。多分、小出駅や六日町駅では問題にならないのか?利用者がいないのかそういった対応ができているのか分からない。湯沢駅は問題ないのか?
堀口
湯沢、六日町は(エレベータが)ある。
井口
ご利用されている方は、今現在、昇降機を利用されている方1名か。
南雲
それは象徴的なことであって、地に隠れている方も大勢いる。
井口
声を出されている方は、お一人。そこに。声なき声の方がどれ位いるかということだと思う。自分なりに考えて、この問題を魚沼市や十日町市はどうか。十日町市はほくほく線はあるがそういう面ではあまり声が出ない問題なんだろうな。ここは特有の課題なんだろうなと受け止めている。いろいろ考えたアイデアとして、最終的に対JRに対しての要望書と県の自立支援協議会に対して、どういう内容が良いのか表現を変えて力添えを願いたいというべきものかと思った。
要望書でなく圏域としての課題を受け止めるとなると、他市町村がないからということではなく、南魚沼市特有の課題ということでも全然かまわないと思うのだが、JRの言い分としては、エレベータという物理的なものはないが、職員を通じて昇降機で対応しているというのがJRエクスキューズということになると思う。そういうことになるとなかなか圏域の地域課題として南魚沼市浦佐駅にエレベータをつけて欲しいということをあげることはちょっと、県も回答の当事者ではないのでぶつけられた方も困るかなと。そうなってくると県の中にも、権利擁護部会というのが存在していて、障がい者がご不自由しているという地域でやりたいことをやれないバリヤが存在するということを、そういう実態を要望書の写しをお渡しして、もんでもらうということはアイデアのひとつとしてお聞きして感じた。その手法が良いか悪いかというところは私の中でも分からないので、少し県内部の担当としては少し聞いてみようかなと思った。
後程、要望書を見せていただきながら、具体的な動きにはならないかもしれないが、勉強させていただきたい。
南雲
浦佐駅について、聞きながらどういう活動していったらよいかということを考えなければダメかなと思っている。ちなみに、六日町駅は上越線の上り下り、ほくほく線、全部番線毎にエレベータがついている。東と西のどちらにもエレベータが利用できるようになっているので、あの規模で5つのエレベータがついているのはあそこ位なのではと思うくらい、ついている。逆に言えば橋上から地上に降りるエレベータが何故先についたのか、そっちの方が不思議だ。改札より先に東口のエレベ ータが先についたのかという気もする。
中澤
就労系事業所の立場として、壁がついたり責任の所在とかあるが、人力が一人ふたりついていれば成り立つことであれば、仕事として就労系事業所が一定時間上げ下ろしの仕事としてつくというアイデアがあったりとか、浦佐駅がもっと栄えてボランティア的な人が手を貸せるよみたいなことが増えたりしてくるとあんまり難し い話ではなくできたりとか、空想夢想ができた。
南雲
その話も駅長さんにお話しした。JRの職員以外は誰もダメということ。金があってもダメ、お前しれやと言ってもダメ。
しないことが合理的配慮になるのかJRという巨大企業というのは官庁並に差別解消法の適用にならないのか。この法律ができてから非常に思っている。また話をする機会に、皆さんから強制力を持ってJRはやらなければならないという話に持って行っていただけるといいなと思っている。そんなことで、実際どういう取り組みをしていくかということを次回以降つめていければいいかなと思っている。
 
5 その他
南雲
聴覚障害者が長岡聾学校に通っている方が5人いる。その人たちが聞くと家が送迎しているが毎日のことなので、日常生活のなかなので高速を使う。高速を使うとお金がかかる。その財政を援助してほしいということを市長に要望書を提出したということをご報告する。市民バスの障がい者利用の問題点、対応できないところの問題点、今年協議していければと思っているところである。
池田
その他意見交換ということで他に何かありませんか。
佐藤
在宅の援助の中で動いているが、地域がどうなっているのかということはこういうところでないとなかなか情報がないと感じている。どうしてもヘルパーがかかわれるところは少ないとは思うが、自分の仲間にこういった点で地域が困っているんだってという意識を持ってもらうことのきっかけに、今日は土産を持って帰れるかなと思っている。
古藤
逆に佐藤さんからはご自宅で障害を持っておられる方の課題をお聞かせいただきたいと思う。
佐藤
個別の援助というところで、制度のなかではこうなっていますというところが通用しそうで、通用しない。ご家族に理解いただけないところがあり、市役所、相談支援センターさんのお力を借りてやっている所もある。なかなか当事者の思う援助が今の制度でできているかというとおそらく不満がいっぱいだとは思う。
それを断らずを得ない人としてのコントロールをしていかなければならない。ヘルパーに話すこと、事業所に話すこといろいろ複数の所に話すことで見えてくることがあると思う。自分がその立場になり、自分の子供に良くしてもらいたいと思えば、ちょっと位のこと我慢してしまう。気になることをいっぱい頂戴と出しているが、その辺どの程度出しているか疑問だ。
田村
総合支援学校の遠足は、八色の森公園へ行く。このとき、JRを利用できる生徒はJRを利用する。JR浦佐駅は上越線にエレベータ設置がないことは分かっているので、階段利用できる生徒しかJRを利用しては行かない。